ミソラノオト

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アロマのお店を通りかかった時
ふと漂ってきた香りに一瞬で気持ちを持っていかれた

すごく懐かしくて切ない香りがする!

そこには幾つかのアロマディフューザーがあったので
これ?これ?
とひとつひとつ確かめて
これだ!と探りあてた

ああ、これこれ、
ああ、もう大好きだ!
懐かしくて切なくてキュンっとなる
ああ、なんだろうねこの気持ち!

と喜んで購入し、
早速リビングに置いてみた

ああ、もう、大好きこの香り!
香りはすごいなあ
一瞬で幸せな気持ちがぱあ〜っと広がるよ!
とうっとりしていたら
外から帰ってきた息子が

うっわ、なんかにおいする〜
このにおい、苦手なやつだ〜!!
げー、げーー!

と騒ぎ出したので
そっとリビングから撤収しました・・

香りって難しい・・

ブレンドの中に合ったシナモン、
多分シナモンが嫌なんだろうなあ。。









ご飯を食べながら息子が

「おれ、今度生まれ変わったら黒人になりたいと思って」

と言い出した。

ほー、と聞きなから

「じゃあ、お母さんも黒人にならないとな」

と言うと、

「え!!なんで!なんで!!」

とすごい剣幕でいってきた。

「いや・・お母さん、またもっちゃんの家族とかに生まれたいし・・」

と言うと、これまたすごい剣幕で

「えー!やめてよ、そういうのいいから〜!」

と断られた。おおおお・・・


でも思えば私も息子ぐらいのときは
どこか別の世界のことを夢みたし、
自分はぐんぐんと違う世界に行くんだと思ってた。
それには「今の世界」は邪魔だった

そうだ、そうだ。そういうもんだ。
悲しむような話でもないのだ。



小さい頃は
子どもだから今はここにいるけど
大人になったらここを出て行くんだ、
と当然のことのように思っていたけれど、
大人になった今
生まれ育った場所が恋しくなっている


私は父に甘えられない子どもで、
父に嫌われているんだ、と思い込んでいたし
息子みたいに
今度生まれてくる時は、違う場所に生まれたい、と思っていたけれど


月日が経って


父が亡くなったとき。

姉が「棺の中に手紙を入れよう」と
小さな父の日用のメッセージカードを持ってきた

私たち姉妹は離れてそれぞれ手紙を書き
そっと父のそばに置いた。
手紙は父と一緒に燃やされ旅立った

何日かたったなんでもないときに、

「私、お父さんの手紙に
 お父さんの娘に生まれて幸せでした
 またお父さんの娘に生まれたいです
 って書いたんだ」

と話すと、姉二人もまったく同じことを書いていた


自分の弱いところに向き合うこともせず
家が、親が、と理由をつけて
逃げてきたけれど
月日が経って、いろんな経験をして
やっとここに来て過去に折り合いがついた気がしている






ネジづいている


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最近身の回りに多いねじねじ

縁あってやってきたハーモナイザーと
麻をさいてより合わせて紐状にし「二重叶え」に結んだもの
よりより、ねじねじ、とする手作業はとても楽しかった


ねじねじといえば。

先日姉と姪が遊びに来たので、一緒に浅草に行った。

なぜ浅草なのかというと
以前ひとりで浅草に行った時、
浅草のある場所に立っていたら
突然、ある一部の空間がぐるぐるしてきて
そのうち空中に天井?扉みたいなものが見え、
それがパカーンと開き宇宙が見えた。
その後とんでもなくありがたい幸せな気持ちに包まれた、
・・という体験をしたことがあった。

それはある場所で決まった時間に起きるみたいだった。

言葉にすると、あらあら大丈夫?な感じなので
人に言わなかったけれど、
人に言わないけれど、きっと敏感な姉ならばわかるのではないか?
と思い連れて行ったのだ(宇宙云々のことは何も言わず)

その時間になった。

やっぱり思った通り空気がぐるぐるしてきたので
姉を見ると
姉が、ハッ!とした顔で
ぐるぐるしてる、あそこにぐるぐるしたものが上がってる!
と言い出した。
そのあと、とっても幸せな気持ちになって泣きたくなったそう。


そのぐるぐると上がっていくものが何なのか

感覚としてはわかるけど
言葉にするとなんか違う

でもきっと世界はぐるぐるの優しいもので出来ているのだと思う





こっちよ、と呼ばれた気がして
近所の公園へ

散歩をしていると、見上げた木の中に
何かの実

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地面を見ると、オレンジの実と黒い種が

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これはもしやムクロジ?

最近なんとなくムクロジの実が欲しいと思ってたけど
肝心の木がわからず
まあ、そのうちなんとかなるだろう、と思ってたら
これ?これなのか?


いくつか拾って
どうなの?これムクロジ?と眺めていたら
おばあさんがやってきて
せっせと黒い種を拾い始めた。
聞いてみたら
やっぱりムクロジだという

「病気しないって意味の、縁起の良い種なのよー
 お手玉の中に入れて幼稚園や外国の方にあげると
 喜ばれるのよー」

とおばあさんがせっせと拾うので
私も一緒に
おばあさんのムクロジ思い出話を聞きながら
せっせと拾った



・・・ところで。

70代くらいの女性を、
私は今まで「おばあさん」と呼んでいたけれど、
以前、転んだおばあさんを介抱したら
「こんなことしてもらって、娘のようだよ、ありがとうね〜」
と言われ、
え!娘!?そうか、私は娘世代なのか!
とびっくり。
70代〜はお婆ちゃん世代で、私はその孫世代、と思っていたけど
気がつけば私はもう40代で、おばさん世代。
70代〜は「お母さん」世代なのだな?
時が経つのははやいものだなあ・・・

〜〜〜

で、せっせと集めたムクロジを

「これも良かったらどうぞ」
と渡し、

「え!こんなにいいの! 
 じゃあ、これあげるね。
 これ「金玉」
 玄関に飾ると可愛いし縁起がいいよ」

とまだ種が入ったままのムクロジの実を
いただきました。

↓実の部分は石鹸代わりになるんだって

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むかしはこれを金玉と呼んでいたのだな?
とてもナチュラルに金玉と言っていた


しかし、なんとなくムクロジの実欲しい
(用途は不明)
と思っていたら思いがけず手に入って嬉しい。

でも、きっと一番嬉しかったのは
誰かと一緒、
笑いながら話しながら
手を動かす時間だったような気がする



灯り

体調が良くなった、と
調子にのって出歩いたせいか
熱が出てしまった

熱が出ると思わぬことを思い出したり
奇妙なものが見えたりする。

子どもの頃。
熱が出るといつも奥の座敷で寝せられていて
寝ながら見上げた欄間から
いつも3人、顔を出してのぞいてた。
熱の時だけ見える人。

まあ、そんな懐かしい感じの熱を久々に出したので
せっかくだから
ポカポカと浮かんでくる不思議なものを
物語にしてノートに書いてみた


3つ、物語が出来た。


そして友達に
「3つお話を書いたから
 ○ちゃんに絵を描いて、って伝えてね」
とメールをした


その子は友達の娘で
うちの息子と同い年。
幼稚園の頃からずっと仲が良かった友達

とても繊細な子で
「学校」はとても疲れる、と休む日もあるけれど
休んだら休んだで、罪悪感や不安でいっぱいになるし
自分には居場所がないんじゃないか、
何にも必要とされないんじゃないか、と思ってしまうそう

居場所がないとか
誰にも必要とされていないとか、
そんなことないよ、と思うけど
その渦中は辛かろうな
寂しかろうな


その子はとっても素敵な絵を描く子なので、

「学校に行かなくて
 でも家にいるのも嫌になったら
 うちに遊びにおいで
 絵の描き方教えて 」

と伝えてもらったら喜んでた、と聞いたので
この物語の絵もその子に描いてもらおうと思う

どこに出すとか
誰に見せるとか
なんのあてもない物語だけれど
「自分を待っている人がいる」
ということが、なにかの灯りになればいいなと思う