ミソラノオト

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運動会にて

前回の
私とあなた(息子)は別人ですよ、の別バージョンな話。




運動会でリレーを見ていたとき、
選手のなかにぽっちゃりした女の子を見つけました。

(あら、ぽっちゃりしてるけど、
 リレーに出るってことは意外にも足の速い子なのかしら)

と思ってみていると、
思ったとおりのゆっくりさ。
競技は希望制のはず。どうしてリレーを選んだの!?
というぐらいのゆっくり

波から外れた後ろの方で
苦しそうな顔をして走っているその子を見ていると
走るのが遅かった子どもの頃を思い出し、
いたたまれなくなってしまった。


夜、息子に何気なく聞いてみると
その子は他の競技を希望していたけれどジャンケンで負けてしまい
リレーしか出るものが無かった、とのこと。

えー!でも練習してたらこの子遅いな、大変そうだな、
って思うじゃん。
じゃあ私と交換しよう、とか誰も言い出さないのかね!!

と言うと、いや、だって練習してたし、と息子。


私は引き続き自分と重ね

思いやりがないね!誰かかわってあげたらいいのにさ!
お母さんは自分を見てる気持ちになって
もう変わりにお母さんが走ってやりたいくらいだったよ!

とオーバーヒート。
実際に私が走ったらあの子以上に遅いだろうけれど、
それでも私が変わってあげたかった。


そして後日。

息子が運動会のあとに撮った集合写真を
持ち帰ってきた。

心をひとつに!と書かれた黒板を背に
泥で汚れた体操着を着た子たちがニコニコと笑ってる
可愛らしい写真。

その中にあの女の子。

あの女の子もみんなと一緒にニコニコしてる。
運動会楽しかったんだねーって顔で笑ってる。

それを見て ぐっときてしまった


・・・悪かった。
オバちゃん、悪かった!!
勝手にあなたを可哀想な子にして申し訳なかった!
あなたはちゃんと自分の運動会を楽しみ、全うしたのだな!?

足が遅いのが恥ずかしくて、悲しくて、つらかったのは私。
過去の私で、あなたではありません。

そんなこともわからず、重ねて、怒って、可哀想に思ってごめん!

私は私
あなたはあなただ

そして、
しんどい思いばかり引き出しから出してしまうこともあるけど、
私だって、運動会で楽しい時間だってあったのだ。
・・すぐには思い出せないけど。
でも「そうだよ、あったに決まってるじゃん。」な気持ちがわいてきて
目の前を明るく拓いてくれた。


なんだろうかね、
子どもの行事は揺すぶられることが多いな。
私のなかも盛大に走った運動会でした。


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