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ミソラノオト

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雷雨

今年の夏は 暑くて長くて
ここにきてガクッと疲れた(気持ちが)
と思ったところに
さくらももこさん死去のニュース

その速報が出たころ外はものすごい雷雨で
息子と一緒に部屋の電気を消してカミナリを見ながら
何度も
そうか、さくらももこさんが亡くなったのか
と何度も何度もつぶやいてしまった


むかし、お仕事でさくらももこさんにお会い出来たことがあった

どんなに有名な人でも好きな人でも
仕事先でその感情を出すことはないけれど、
さくらももこさんだけは抑えられなかった。
私は子どものころ、りぼんっ子だったのだ

仕事が終わったあとに、
「すみません、子どものころからさくらももこ先生の作品が大好きです。
 ほのぼの劇場を見て育ちました。
 りぼんの読者コーナーも大好きで毎月の楽しみでした」
と、ドキドキしながら打ち明けた。もう愛の告白だった。

そのころには漫画もエッセイも大ヒットしていたし
「りぼん」で育った私のような人から
もう何万回も言われたであろうこんな言葉を
さくらももこ先生は小さな体をますます小さくして
ありがとうございます、
とペコリと頭を下げ、
手を震わせながらサインと絵を描いてくださった。

先生はものすごくシャイな方なのだろうし
私はものすごく暑苦しい圧があったのだろう


その時に描いていただいた絵は
もちろん今も大切にしており
昨夜もそれをぼんやりと眺めた。
そうか、亡くなったのかと
何度もつぶやく。何度でもつぶやく。


さくら先生、お疲れさまでした。
楽しい作品にたくさん出会えてしあわせでした。



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